今日は本校にて「半田市道徳教育研究部」が行われ、市内書く小中学校から道徳担当の先生が集まり、半田市を代表して勇太Tが1年7組にて道徳の研究授業を行いました。

今日の主題は「思いやり」です。そもそも「思いやり」っていったいなんだろうね?
「ゆずりあうことかな~」「人を思っての行動じゃないかな~」なるほど!
では、今日のお話「不自然な独り言」を読んでみよう。

ある日買い物から自転車で帰ろうと走る「ぼく」。交差点にさしかかり歩行者用信号が点滅してるのに気づく。そこには白い杖をもった男の人が立っていた。きっとこのご男の人は目が不自由なんだろう、と感じるのでした。声をかけようかと迷うのでした。そこで、わざと信号が赤にかわったことがわかるようブレーキを強くかけるのでした。信号を待つ男の人。信号が青になることに気づくだろうかと心配するも声をかける勇気が出ない。

やがて、信号は青になり、「さー青だ!わたろう」と「不自然な独り言」をいい、また不自然にゆっくり道路を渡るのでした。
その男の人も僕に少しおくれて渡りきるのでした。

さ~主人公の「ぼく」は思いやりの気持ちはあったのかな?
「ブレーキの音で知らせたり、独り言だけどその目が不自由な男の人に知らせてあげようとしたから思いやりがあると思います」
「自分なりに考えてできることをしたから思いやりはあると思います」
そうだね。「思いやりの気持ち」はあるといってええだろうね。

「気持ちを行動にうつすのは経験がないから不安なきもちがあったからじゃないかな~」
「迷惑に思われてもいかんしね」「相手に不安を与えてしまうかもと思ったのかもしれません」
なるほど~





このお話の最後はこうです。
男の人が渡り終えて、ほっとしながらも僕はささやかな親切さえもできなかったほろ苦さを感じるのでした。登り坂にさしかかり自転車をこぎながら「青ですよ!いっしょにわたりしょう!」とつぶやくのでした。
思いやりの気持ちはみんなよく知っているよね。その気持ちを行動に移すとなるといろいろ考えるよね。
思いやりについて考える1年7組の道徳でした。

1年7組のみんなもたくさんの先生が見に来て緊張したね。勇太Tも1年7組のみんなもお疲れ様でした。
夏休み中に学校にある方から電話がありました。JR半田駅で大きな荷物をもって電車を降りて、長い階段(今工事中で特に長いんですよね)をどうしようかと思っていたら、半中生と思われる女子生徒が「手伝いましょうか?」と声をかけてくれて、大きくて重たい荷物を運ぶのを手伝ってくれたそうです。名前を聞こうとしたら、もういなくなってしまったのでお礼が言えなかったそうで、半中にお電話をしてくれた、ということがありました。

「思いやり」を行動にうつせる半中生、さすがです。